美容

更年期に入ったとたんに気になり始める目もとの小じわ対策

更年期を迎え、毛穴や小じわの目立ちが気になり始めたという女性は多いはず。お肌に自信がないと、人に会うときもなんだかしょんぼりしてしまいますよね。今回は肌のハリを取り戻し、目もとの小じわを目立たなくさせる正しいケア方法をご紹介します。

 

いつまでたっても若い、年齢不詳女子を目指そう!

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女性は40代半ばにさしかかると、卵巣機能が衰え始め、女性ホルモンの分泌が少なくなって、更年期に入るといわれています。更年期の症状の現れ方には個人差があるといわれており、ほとんど気にならない人もいれば、日常生活に差し障るくらいの重たい症状が出る人も。また、更年期に入る年齢にも差があるようです。

このように、更年期には差がありますが、この年代を迎える女性は、体の随所の変化に「もう若くないんだ」という共通意識が芽生え始めるようです。「こんなに疲れやすかったっけ?」「しわやたるみが増えたような気がする」「ついに白髪が増えてきた」など――言葉にすると、ネガティブな気分になりそうですね。でも、発想を転換して「今だから間に合う体のケア」をすることも大切。「いつまでも若いわたし」でいられる努力を惜しまず、年下女性の憧れとなる存在でいたいものです。

 

乾燥してるな、と思ったら目の周りが小じわだらけ。どうして?

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「空気が乾燥する冬、暖房のきいた部屋で終日過ごすと、なんだか目の周りがショボショボしてしまう……なんとなく鏡をのぞいてみると、目の下や目尻に無数の小じわが! いつのまにこんなオバサン顔に!?と鳥肌がたった……。」――目もとで年齢を実感したエピソードのひとつです。

このように、更年期あたりにさしかかった女性にとって、年齢を感じてショックを受けるきっかけになるのが、目もとのしわではないでしょうか。皮膚が薄い目もとは、まばたきや表情の変化などで筋肉が動く部位なので、非常にしわが入りやすい場所です。顔の中でも一番早く老化が始まるのが、目もとといわれています。予防の意味も込めて、目もと用クリーム(アイケアクリーム)を使ったケアは25歳から始めるのがよいとされています。目もとの小じわがずっと気になっていたけど、特別なケアはしてこなかったというあなた。今からでも遅くないので、目もと用クリームでケアをして、ツヤとハリのある、ぴかぴかの目もとを取り戻しましょう。

 

意外と知らない? 目もと用クリームの正しい塗り方

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では、目もと用クリームの効果的な使い方をご紹介しましょう。

まずクリームを指先に適量を取り、目のまわり(上まぶた、目の下)の目頭から目尻に向かって、目に入らないようにやさしくなじませてください。

その際に注意していただきたいのは、決して強く塗らないこと。あくまでやさしくなじませるように塗るのがポイントです。というのも、目の周りの筋肉は円形になっていて、目もとのしわは筋肉の対向線上に入ります。つまり、しわは目頭から目尻にかけて入っていくので、その線になぞらえて力を加えると、かえってそのしわを深めることになってしまいます。

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また、目もとは皮膚が薄くて大変デリケートな部分なので、強くこすったり、たたいたりすることは絶対に避けましょう。人差し指や中指は力が入りやすく、目もとに圧力がかかりやすいので、小指か薬指を使うのがポイント。指の腹にクリームをとり、皮膚をさするというよりは、ポンポンとクリームを「のせる」イメージでつけていきましょう。最初は面倒かもしれませんが、日々の積み重ねによってきれいな肌を保つことができるので、ぜひ続けてみてください。

永松麻美(ながまつ あさみ)

憧れ美肌デザイナー

エステ専門学校「タカラ・インターナショナルエステティックカレッジ」修了。「日本エステティック協会認定エステティシャン」「CIBTACボディ」「エステトリートメント」「CIDESCO」「CIDESCOアロマテラピー」各資格取得。高級住宅地でのサロン勤務を経て独立、2012年に「エステサロンSUHADA」(東京都府中市)をオープン。カウンセリングをしっかり行ったうえでの、一人ひとりにあった施術が口コミで広がり、幅広い層の女性から支持を得ている。

URL:http://ameblo.jp/esthesalon-suhada/