食事

美容に健康に嬉しい成分いっぱい?手軽に取れる「黒い食材」の噂

50代からの女性は、これまで以上に食事に注意を払わなければなりません。中国最古の『黄帝内経(こうていだいけい)』では「女性は7年毎に体調の節目を迎える」とされています。

特に、気をつけたい年齢が「49歳」。閉経に伴う不定愁訴(ふていしゅうそ)、エストロゲン分泌量減少による骨密度の低下、ボディラインの変化、体力の衰えなどが影響し、「健康的な代謝が落ち、太りやすく、痩せにくい体質になる」といった新たなステージに入ります。

漢方では、これらは五臓六腑の「腎(じん)」に大きく関わると言われています。腎とは、西洋で言うところの「腎臓」ではなく、「生命の根本のような臓器」で、この腎が弱ることが、体全体の弱りや白髪、抜け毛、肌の乾燥、頻尿など、老化につながると考えられているのです。

「黒い食材」を食べれば●●を防げる?

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そこで、注目したいのが「黒い食材」です。「陰陽五行」という考えに基づき、食材も五色(青もしくは緑、赤、黄、白、黒)に分け、それらをバランスよく摂ることで健康を維持できるとされています。中でも、黒い食材は腎を補う作用があると言われ、古くから老化ケアに取り入れられてきました。

代表的な黒い食材は、黒豆・黒ゴマ・黒米・黒きくらげ・クルミ・海苔・ワカメ・もずく・黒砂糖・黒酢(中国の黒酢)など。50代からは、特に意識して日常の食事に取り入れたい食材です。

「黒い食材」をおいしく食す。おすすめの食べ方は?

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・黒豆

滋養に働き、体内の血や水分の巡りをアップしてくれます。

【食べ方】

洗って水気を拭いた黒豆1/4カップ程度を鍋に入れ、中火で混ぜながらカラカラと軽い音がして香ばしくなるまで乾煎りします。そして、水1~1.5Lを注いで沸騰後、弱火で15分、コトコト煮出せば、黒豆茶の完成です。

・黒ゴマ

血や体液など体の潤いを補ってくれます。

【食べ方】

そのままでは消化に悪いため、「すりゴマ」や「練りゴマ」にしましょう。秋や冬の乾燥した季節は、練りゴマとハチミツをお湯で溶き、ドリンクにして飲むと体も心もほっこり潤います。ジャムの代わりにトーストに塗ったり、ほうれん草のゴマ和えに黒ゴマを使ったりするのも良いでしょう。ただ、摂りすぎるとお腹がゆるくなってしまうこともあるので、要注意です。

・黒米

消化吸収機能を整え、体力アップにも働きます。

【食べ方】

大さじ1~2杯ほど混ぜてご飯を炊くと、薄紫色が美しいご飯に。

・黒きくらげ

鉄分やカルシウムが豊富で、血を浄化してサラサラにしてくれます。

【食べ方】

1時間ほど水で戻し、スープや味噌汁・炒め物に加えると良いでしょう。1分ほど茹でてサラダにトッピングすれば、プルプルの歯応えも楽しめます。

・クルミ

体を温め滋養に働き、咳など呼吸器のトラブルに良いとされています。

【食べ方】

そのままおやつにしたり、すり鉢ですってゴマの代わりに和え衣にしたりするのも香ばしくておすすめです。

・ヒジキやワカメなどの海藻類

水分代謝を調えてくれます。

【食べ方】

煮物の塩分や糖分が気になる人は、さっと茹でて温野菜サラダに加えたり、炊き込みご飯の具材に使用したりしましょう。朝食を和食に替え、昆布出汁の味噌汁や焼き海苔を食べるのもおすすめです。

「黒い食材」が秘める力を活用し、いつまでも若々しく

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また、これらの「黒い食材」をさらに生かすためのポイントが3つあります。

1.よく噛むこと

2.あっさりとした味付けにすること

3.温かい食事にすること

年を重ねて体力が衰えると、当然、消化機能も弱まります。胃腸に余計な負担をかけて疲労を招かないためにも、上記3つのポイントは大切です。

毎日の食材に「黒い食材」を有効に活用して、いつまでも若々しく元気に過ごしてください。

※効果・効能の実感には個人差があります。

高見 節佳(たかみ せつか)

国際中医薬膳師

薬膳料理研究家として、現在、薬膳料理教室PureLotusを主宰している。幼い頃から虚弱体質に悩んでいたことがきっかけで薬膳の奥深さに魅了され、各種資格を取得。セミナーや資格試験対策講座、薬膳メニュープロデュースなどを通し、薬膳の楽しさを伝えている。最近では、得意の英語を生かし、日本在住の外国人に向けた薬膳セミナーも開催。

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