2016.06.09

美容

皮膚科医に聞く! スキなし自分美容Q&A~美白編~

年齢を重ねるたびに気になる、シミやくすみ……。できれば自力のスキンケアで、美しく透明な肌をキープしたい! その為には、美白のメカニズムを知り、メラニンの生成を抑え、シミ、ソバカスを防ぐ正しいスキンケアと生活習慣を行うことが大切です。今回は、皮膚科医の平田先生に美白のための習慣術をお聞きしました。

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Q.どうしてシミは出来てしまうのですか?

A.シミは、「メラノサイト」というシミの生成工場のようなところでメラニン色素が作られ、沈着したものです。通常、メラニンは約28日周期でアカになり剥がれ落ちます。しかし、紫外線をたくさん浴びたり、肌をこするなどの刺激が与えられたりすると、メラニンが上手く外へ出て行かなくなります。その結果、シミになって残ってしまいます。本来、メラニンは肌を守るためのものです。働きを正常にするために、美白ケアを行うことが大切なのです。

Q.美白肌を守る対策を教えてください。

A.まずは保湿をすることです。保湿をすることで肌のバリア機能が上がり、紫外線から肌を守ることが出来ます。そして、日やけ止めを塗ること。朝塗ったらOKではなく、3時間に一回程度塗り直すことが理想です。ガラス越しでも、曇りの日でも、紫外線は降り注いでいます。また外にいる時は、光を通す白い服を着ないようにするのも良いです。もちろん、美白コスメを使うことも有用と言えます。

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Q.効かせる美白コスメの使い方を教えてください

A.「美白したい!」という気持ちから美白コスメをたっぷり塗る人も多いのですが、説明書をキチンと読み、使用量を守って使うことが一番大事です。ただし、頬の高い部分は紫外線に当たりやすいので、気になる人は美白コスメの使用量を調整して下さい。その際は、保湿をしっかりすることが重要です。保湿をして、ツヤが出るだけで肌印象はかなり変わりますよ。今はハイドロキノンなど、さまざまな美白が期待できる成分があります。

Q.保湿はどの程度すればよいのでしょうか。

A.基本的には、「歯を磨くのと同じように、当たり前に保湿をする」気持ちでいて欲しいと思っています。肌は日によって調子が違うもの。仕事で疲れた日、クーラーの効いた部屋にずっといた日は乾燥しがちなど、いつも肌の調子は一定ではありません。自分の手で確かめて肌の調子を知ることが大切です。親指以外の4本の指の腹を使って、丁寧に「トントン」と置くようにやさしくスキンケアをしましょう。肌をこすると、肌を守る皮脂が取れてしまい無防備な状態に。バリアを失った肌は、乾燥が進んでトラブルが起こりがちになるので注意が必要です。

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Q.美白にうれしい食材はありますか。

A.ビタミンCは色素還元作用があります。オレンジなどの、ビタミンCが含まれるフルーツを積極的に摂りましょう。アセロラ入りのドリンクなどもおすすめです。ビタミンCは体の中に蓄積できないので、毎日摂ると良いですね。

正しい肌の知識を知ることや、日常の積み重ねが、透明感のある美白肌を手に入れる近道です。自分の肌にぴったりのお手入れを行って、キレイの可能性を広げましょう!

※このページの美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ、ソバカスを防ぐケアのことです。

平田 雅子(ひらた まさこ)

医学博士、皮膚科認定専門医。

「私のクリニック目白」院長。日本大学医学部卒業後、東京医科大学病院勤務を経て、女性のための家庭医・プライマリーケアを理念に女性専門医療に携わる。2003年、民間としては日本で初めて複数の女性専門外来を有するクリニック「私のクリニック目白」を開業、院長として診療にあたる。著書に『肌がみるみる綺麗になる!大人の「スキンケア」新法則』(三笠書房)など。